そっくりさん。
※以下、上記ツイートを基に書いたものになります。
ズドラーストヴィチェ!D-geniusです!
みなさん、『ドッペルゲンガー』って知ってますか?
自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種です。
たくさんの小説で取り上げられているので、みなさんもご存知だと思います。
さて、みなさんは自分自身の姿を見た時、どんな感想を抱きますか?
『すごい!そっくり!』
『並んで写真撮って、見比べてみよう!』
『めちゃくちゃ似てて怖い……』
など、様々だと思います。
今回取り上げるのは、最後のもの。
ニンゲンは、自分に酷似したものを見ると強い嫌悪感を抱くようになっています。
似れば似るほど好感的になっていくのですが、ある一定のラインを越えると、途端に嫌悪感へと変わるのです(嫌悪感を抱くゾーンを抜けると好感へと戻ります)。
この "嫌悪感を抱くゾーン" を "不気味の谷" と呼ぶそうです。
この画像を見てどう思いますか?
あなたが抱いた感想が私と同じものであれば、あなたは今、不気味の谷に転落したということです。
この "不気味の谷現象" 、ニンゲンにしか起こらないものだったらしいのです。
追記
『ニンゲン以外の動物にそっくりなものにも嫌悪感を抱く』だけで、ニンゲンにしか起こらないわけではないらしいです。ろくに確認せずに間違えた情報を記載し、申し訳ありませんでした。
この記事によると、ニンゲン以外の動物に不気味の谷現象は起こらず、どれだけ似ていても不快感を抱かないらしいのです。
これは、ニンゲンが進化していく過程で『自分に似たものに恐怖を抱いていた』ということを示すものではないでしょうか。
適者生存という言葉があるように、生物は環境に適した進化を遂げます。
寒さを耐え忍ぶために体毛を生やしたり、二足歩行へ移行したことにより自由になった手指が発達したりと、生き残るために最適な選択をし続ける。祖先の経験により、今の私たちが成り立っているわけです。
しかし、この "先祖の経験" は良いこと尽くしではありません。時にマイナスに働きかけられることがあります。
例えばこれ。
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400005293.pdf
自然界のマウスは、猫の匂いを嗅ぐだけで恐怖を感じてしまうらしいです。
これは遺伝子に刻み込まれたものであって、今生まれたばかりのマウスにはどうしようもないこと。
猫に何かされたわけでもないのに何故か怖い。なんてことが起きるのです。
不気味の谷現象も、これと同じものではないかと考えられています。
私たちの祖先が、"ニンゲンに似た別の生物" に否定的な感情を抱いていて、その影響が不気味の谷現象として現れている。
そう考えると、なんだかロマンを感じますね。
類人猿にもいろいろあったんだなぁ、と。
では!
読んでくれてスパシーバ!パカパカー!
日報排便者 D-genius