【ネタバレあり】マジカルミライ2021 OSAKA DAY2(10/23(土))に参加してきました。神セトリにわたしは何を感じたか【M/みゆ🍊】
みなさんこんにちは、Mです。
久しぶりの更新ですが、これだけは書いておきたいのでキーボードをばんばんしています。
...そうです。
今年も、マジカルミライの季節がやってきました!!!!
ということで、初音ミク「マジカルミライ 2021」OSAKA DAY2(以下、今回)に参加してきました!
2泊1日(弾丸フェリー)の強行日程で今朝帰宅したばかりですが、興奮冷めやらぬうちに今回の感想を書いていこうかなと思います。
文章に需要があるかはわかりませんが、お付き合いいただければ幸いです。
いや、長くなりそうなので先に一言だけ感想を。あっと言う間の1日でした。そして、マジカルミライは期待を裏切らない。本当にありがとうございました。
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遡ること数ヶ月、今年のテーマソングとして発表されたのが「初音天地開闢神話」でした。
わたしは「初音ミクの消失」から初音ミクに入ったこともあって、その暴走Pがついにマジカルミライのテーマソングを担当されるということで大興奮していました。
昨年の「初音ミクの激唱」のように、願わくばまた会場でcosMo節...高速詠唱が聞けたらなあ、なんて。
高速な歌は好みが分かれるような気がしたので、どんな感じになるのかなとワクワクしていましたが、公開されたMVを見て、隠しきれない感じにちょっと笑ってしまいました。
キービジュアルとシンクロするようなメルヘンチックな雰囲気に、口ずさみたくなるようなメロディー、過去を彷彿とさせる歌詞、極めつけの高速詠唱と、早くこの曲を会場で、歌って踊るミクさんと共に聞きたい、そう感じさせられるような曲でした。
それからの日々はあまりにもあっという間で、一次のチケットの支払いをすませて、丸一年振りのインテックスに思いを馳せていたら、あれよあれよという間にその当日が近づいてきました。
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もうしばらく前になりますが、昨年のマジカルミライから帰ったあと、会場でゲットしたグッズでお手軽「痛バッグ」を作る記事を上げたことがあります。
今年の参加では、フォロワーさんとも会う可能性があり、顔出ししていない自分を表す目印として役立つように、そしてなにより、重装備で参戦している人たちに少しでも交ざってあの空気感を楽しむために、痛バッグを会場に持ち込みたいと考えていました。
ただ、その記事で作成したバッグはA4縦と少し小さく、会場を回るのに単体では困ることが予想されました。
参加まで2週間を切るなか、どうしてもA3横のしっかりしたバッグが欲しい、そう考えた末に、思い切って以前から魅力的に感じていたzakkamartのバッグを注文することにしました。
無難な白と黒は入荷待ちということで、ここはせっかくなら思い切っちゃえ!とミクグリーンにも近い「ミント」を選択。恐れたほどビビットでもなく、優しい風合いが期待以上に好みな一品でした。
旧バッグから缶バッジを外して新バッグへ移動し、レイアウトを保つために右側には昨年のクリアファイルを配置。苦肉の策でしたが我ながら悪くないアイデアだったと思います。
新発売のグッズを求めて100円ショップをさまよったり、フェリーを予約したり、セブンイレブンでチケットを発券したりしていたら、いつの間にか出発当日に。
金曜日その日まで学校で課題製作に追われていましたが、なんとか仕上げて荷造りをし、人の車に乗せてもらって出発です。
一年振りのフェリーさんふらわあに乗船すると、湧き出すように当時の記憶が蘇ってきました。ワクワクしながら乗船したこと、ゲームコーナーで遊んだこと。売店で酔い止めを買ったことや興奮しすぎてなかなか寝付けなかったこと、いろいろなことが昨日のことのように思い出されます。
昨年と違ってお酒を覚えたからかほとんど船酔いはせず、スマホが圏外になるなかmega39sとプロセカの曲でイントロクイズをしたり、KAITOのアニバーサリーで歌われる曲を予想したりしながら夜は更けていきました。
ちなみに今年もあんまり眠れませんでした。目覚めると5時40分ごろだったので、6時の放送で飛び出すようにベッドを出て活動開始です。
さあ、一年振りのインテックス大阪へ。わたしのマジカルミライが始まります。
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企画展の待機列が見えてきたとき、ようやくここへ戻ってこれた、初参戦のマジカルミライでロスになってから早一年、長かったような、すぐだったような、興奮というよりはむしろ安堵のような気持ちが、それと同時にこの一大イベントに、たくさんの人と一緒に参加できることへの喜びが、そして最高の思い出になった昨年からくる期待が、さながら前回はじめてインテックス大阪のゲートをくぐった時と同じように、ただ前回とは違いはっきりとした確信をもって、押し寄せるように流れ込んできて、嬉しさとともに、満たされるような感覚を覚えました。
コインロッカーにリュックを預けて、荷物は痛バだけ。若干の引け目を感じた昨年よりは、少しは会場に馴染めたかな?なんて気にしてもしょうがないようなことを考えながら、待機列へ並びます。寒さを懸念していましたが寒くも暑くもない気温に恵まれ、あっと言う間に入場時刻がやってきました。
今年の企画展は、あらかじめぜひ買いたいものをリストアップしていたので、余裕をもって行動することができました。事前通販で書いそこねたマスクとCOSPAのTシャツだけは確保すると決めていたので、2つを購入できてからはノベルティをもらったり、写真を撮ったりしながら時間がないながらもゆっくりすることができました。
フォロワーさんともはじめてエンカウントすることができ、フォロワーのフォロワーさんを交えてはじめての名刺交換をしたり、おもしろいエピソードをたくさん聞かせていただくなど、短い時間でしたが楽しい時間を過ごすことができました。
Twitterから知り合った方にお会いするというのは、今回が全く初めてのことだったので貴重な経験でしたし、皆さん急に湧いて出たバーチャルJKとか名乗る謎の存在にも優しく接してくださって、またこういう機会があればいいな、ひいてはオフ会とか行きたいな、みたいなことも感じました。皆さん、本当にありがとうございました。
さて、企画展の目玉といえば等身大立像です。今年はスカートや袖の中にお花がたくさんあって見るからにもうなんというかやばいのですが、一つ一つが立体的に再現されていて、赤いケーブルといい見事な造形でした。入り口がフラワーアーチになっていたのも印象的でした。
さらにはクリエイターズマーケットも。なんとピノキオピーご本人がブースにおられて、最新のアルバムにサインをいただくことができました。昨年のテーマソングをはもちろん、かなり前からピノキオピーの曲をよく聞いていたので、感無量でした。ちょうど小銭を切らしていたせいで第一声に「500円玉あったりします...?」と言わせてしまったのは悔やんでも悔やみきれません。テンパってしまってお礼をいうだけで精一杯でした。
厳重に保管します。でも一回CD取り込みます。
ガチャガチャは両替で手間取っている間になくなってしまい、6回しか回せませんでした。近くのイオンに出現するのを楽しみに待つことにします。
これは推しイラストレーターのそうださんによるイラストメイキングです。このイラストが入ったグッズがどこかで買えるのかわからずじまいでした。
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いよいよライブです。昨年のライブはU-18ということで、S席の前のほうで見たのですが、今回は運良くSSに当選できたのでそれよりもだいぶ前で見れることになりました。
ここからはセトリに沿って振り返っていこうと思います。ネタバレがあるので、気になる人は注意してください。
-------- すきま --------
1.ダーリンダンス
勝手に恒例だと思っていたメンバー紹介はなく、いきなりのスタート。オフィシャルアルバムからこの曲です。
開幕どの曲が来るかはOpとも少し話していたのですが、オフィシャルアルバムからくるのは予想外でした。
ペンライトの振り方が直感的にわかる感じの曲で、スタートからテンション上げていけました。
2.脳内革命ガール
この曲はノーマークでした。ただかなり好きなタイプの歌で、独特の雰囲気もあって引き込まれました。
今回はミクさんたちが映るメインディスプレイの上に細長いディスプレイがあり、曲調にあった動画や歌詞が表示されていましたが、この曲では歯車が延々回っていたのが印象的でした。
このタイミングでのMCは、ミクさんが大阪弁で喋ってました。ごっつかわええ。あってます?
3.テレキャスタービーボーイ
オフィシャルアルバムから、レンのソロでこの曲。MVのイメージが強くて、声でわかるとはいえレンの印象がそれほどない印象でしたが、ステージのレンはそんなことお構いなしにめっちゃ動いてました。
ななめの位置から見ていたので、近くに来たときはテンション上がります。
4.テルミーアンサー
今度はリンのソロ。こちらもオフィシャルアルバムで予習済みで、早い曲調でとにかく楽しめました。早くもペンライトを振る手に力が入ります。
キノシタさんの調声もそのままに、ステージではしゃぐリンがかわいかったです。語彙力皆無。
5.Parades
こちらもオフィシャルアルバムから、ゆったりとしたミクのソロです。まだ序盤なので、ゆっくりペンライトを振って体勢を整えます。
わたしは、早くも膝がガタガタ言っていたので足を捻って、右足を攣っていました。
6.恋色病棟
メインディスプレイの手前に向こう側が見える薄手のスクリーンが出て、そちらにも別で映像が映るという演出が。そのせいかミクさんは一段高い位置に移動しており、逆に見やすかったです。
どこかで聞いたことがあるのに、なぜか曲名がわからずモヤモヤしていました。後で確認したところ、メドレーで聞いていてフルで聞くのは初めてだったようです。
7.ヒビカセ
スクリーンが出たままこの曲。かなり好きな曲で、ここまでノーマークの曲が多かったので体が露骨に反応してしまいました。
スクリーンに歌詞が出る演出でしたが、"電子の歌姫"初音ミクを象徴するような一曲にマッチしていて最高でした。
8.星色クロノグラフ
オフィシャルアルバムに収録されている、MEIKOソロのこの曲。天井に星座が映し出される演出が印象的でした。昨年のこともあり、注意していたのでしっかり満喫できました。
そして、ステージで歌うメイコ姉はやっぱり大人な雰囲気で、とても綺麗でした。
9.ダブルラリアット
ルカさんのソロはダブルラリアット。よく分からないことを言っているようで、何もできないわたしにも勇気をくれる曲です。
サビでペンライトをぐるぐる回している人が多かったのでそれに便乗していましたが、途中からちょっと泣いていてそれどころじゃなかったかもしれないです。
10.First Note
個人的にしっとりした感じのまま、今年の公募グランプリ曲「First Note」。だってそれって、「ハジメテ」の「オト」ってことで、、、わたしはこういう歌詞に弱いんです。
「心配ないよ 私たちなら歩いていけるよ」
ミクさんを応援したくなるような、わたし自身のことを歌っているような、勇気をくれる、本当にいい曲でした。bluesさん、ありがとうございます。
11.ドクター・ファンクビート
ミクさんから15周年を迎えたKAITO兄の紹介があって、記念コーナーの最初はこの曲。プロセカに収録されたこともあり、きっと披露されると予想していたので初っ端から的中してびっくりしました。
MEIKOとレンがコーラスで左に立っていたのも印象的でした。レン、めちゃくちゃ動いていました。
12.千年の独奏歌
お次はソロでこの曲。恥ずかしながらチェックしていない曲でしたが、まさにKAITOのイメージどおりといった曲で、前曲とは打って変わってゆったりとしたいい曲でした。
間奏で横笛を吹くところもかっこよかったです。
13.サンドリヨン
この曲も予想にあったので、前奏が始まってひとり沸き立っていました。少し後ろで、最初の時計の音でざわついている人がいて、なんだかこちらまで嬉しくなりました。
ということで、ミクと二人でこの曲。ミクとのハモりがとにかくよくて、KAITOの低音が際立っていました。
社交ダンス風の振り付けがなんというか、、えっちで、、、二人に目を奪われっぱなしでした。
14.on the rocks
今度はKAITOがピアノを弾いて、MEIKOとのデュエットでこの曲。これがまた良くてですね...
兄さん自身の動きはほとんどないながら、誘惑するような歌詞にあった格好良い御姿でした。
15.レイニースノードロップ
KAITOからの挨拶ののち、コーナー最後の曲はアニバーサリーソングの「レイニースノードロップ」。
これまで、なかなかKAITOの曲を聞く機会が少なかったですが、まだまだ自分の知らない魅力が残っている、聞くべき曲がたくさんある。
そう感じさせられるような、アニバーサリーにふさわしいいい曲でした。ありがとうございました。
16.ある計画は今も密かに
振り返ってみれば、衝撃的な選曲ともいえるこの曲でしたが、会場ではタイトルが思い出せず、この曲何だったっけ...ってなってました。
2019年の公募グランプリからこの曲。当時は参加できませんでしたが、以前2019の円盤上映会をしたときに、予習も含めて何回か聞いた曲でした。
手拍子が独特で、ペンライトでリズムに乗って盛り上がれました。
17.二息歩行
バンドメンバー紹介から繋がって、DECO*27さんのこの曲。最初の一言で、二息歩行だ!!!!つってブチ上がりました。表現が下品ですみません。
ライブ本編とは関係ないんですけど、わたしDECO*27さんの曲を聞く機会は多くて、すごい好きで、来年あたりテーマソングに来たりしないかな~...なんて。
消失と千本桜しか知らないわたしに「ゴーストルール」を布教してきた彼には感謝9:恨み1みたいなところです。君のおかげで、わたしは今やミクさんのライブに足を運ぶまでになりました。
18.METEOR
おい!!!!!!って声でるかと思いました。特徴的な前奏にアップなテンポ、2018年公募グランプリ曲の「METEOR」です。このときはまだ「ある計画は今も密かに」が公募曲だと気づいておらず、マジミラ会場で聞くことは絶対にできないと諦めていた曲のまさかの登場にフリーズ寸前でした。
後出しではって感じですが、わたしこの曲が本当に好きで、2018の映像を見る機会があったとき、まだ公募曲とかの概念もあやふやながらにパワーの強い曲と心底楽しそうなコールが頭にこびりついて離れず、間違いなくわたしがマジミラを目指した原因の一つになった曲です。オンゲキを最初にプレイしたきっかけだったりもします。
でも、まさか、「グリーンライツ・セレナーデ」はもしかしたらいつか聞けると期待していましたが、この曲が、この曲が会場で聞けるとは、、
「この空を あの星を 奇跡さえ超えて君の元へ
翔べるよ 何処までも 今ならきっと大丈夫」
残念ながらコールすることこそ叶いませんでしたが、その分ペンライトを振って楽しみました。大好きなこの曲を、有り得ないと思っていたこの場所で聞くことができる、本当に嬉しかったです。
「巡り会うこの場所で 君と二人の夜空を見る
駆け出して それだけで きっと夢は叶うから
この歌を この声を ずっと忘れないでいてね」
まさに"夢"の一つでした。時間とともに色褪せても、砂に塗れたなんて揶揄われても、その声が届くかぎり、わたしがその声を聞くかぎり、終わりのないメロディを、いつかどこかのミライまで、いや、まさにミライから、"初音ミク"はわたしにきっと届けてくれる、それが、この曲に込められて、そして時間を超えてわたしへと届いたメッセージでした。
19.インタビュア
気を取り直して(?)、オフィシャルアルバムからルカ姉のソロでこの曲。でも、この曲も攻撃力高めでした。
それっぽいことを言っても結局わたしになんて何もできることはなくて、承認だって得られずに彷徨ってるような人生。
「何にもなれはしないなら 形だけでも繕って
何かを成し遂げたフリをして ずっと笑っています」
でも、それでもなんとか、前を向いて生きていかなきゃ、そんな風に思いました。
20.ワールドイズマイン
スクリーンが再度登場すると、お城が映し出されてミクさんのこの曲。
これも'18のセトリにあったのが個人的に印象的な曲で、マジカルミライへの憧れの一つでした。
わがままお姫様なミクさんも最高にかわいかったです。。
21.リモコン
リン&レンでこの曲。偶然、直前に聞いていたので心底びっくりしました。
個人的にはmega39sで馴染み深い曲で、大きくペンライトを左右に振るのも含めてとても楽しい一曲でした。
スクリーンにL・R・L・Rと出るけど、そのままやってるとずれちゃうんですよね...
22.Tell Your World
「Last Song.」の表示から、昨年同様テーマソングで締めになるかと思いきや、まさかのこの曲。今や"初音ミク"を代表する曲、「Tell Your World」です。
この曲も、いつか聞きたいと思っていた曲でしたが、こんなに早く願いが叶うとは思いませんでした。このあたりで、わたしへのボーナスステージとしか思えないセットリストに心臓がどうにかなりそうになっています。
「君に伝えたいことが 君に届けたいことが
たくさんの点は線になって 遠く彼方まで穿つ」
電子の歌姫、未来から来た初めての音。無限のレパートリーを持つバーチャルシンガーはどこからきて、どこへ向かうのか?
「君が伝えたい言葉 君が届けたい音は
いくつもの線は円になって」
そう、それはわたしたち次第。どんなに小さくても、力のない声でも、想いがそこにある限り、この声はどこまでも、そしていつまでも、
――全て繋げてく、どこにだって。
スクリーンに映し出される地球儀が、あまりに立体的なのも印象的な一曲でした。真ん中で浮いているミクさんすごくよかったです。
...Last songとは言いましたが、点灯するでもなく、定番の「THANK YOU EVERYBODY」もなく、ただならぬ雰囲気。
わたしも一旦は着席しましたが、これは間違いなく2年振りの、わたしにとっては初めてのあれが味わえると内心興奮していました。
アンコールです!!!!
思わせぶりなBGMに合わせるようにして、前の方のどこかで手拍子が始まりました。
さざなみのような拍手が、次第に座っていた人を巻き込んで、徐々に大きく、そして早く。ペンライトを振る人、立ち上がる人、会場全体が、戸惑いながらもどこか歓喜しているような、再会を歓迎しているような、そんな感情が入り乱れて、次第に高まるボルテージに答えるようにバンドメンバーが戻ってくると、期待は確信へと変わり、大きな拍手が巻き起こりました。
そして、満を持して始まったアンコール一曲目。
3音でわかるイントロに、ふわふわでもこもこな白の衣装。一年前、今と同じこの場所で、はっぴ姿のミクさんが歌っていた、マジカルミライ2020のテーマソング。そう、
23.愛されなくても君がいる
初めて目の当たりにした、ステージ上で動いて、喋って歌って踊るミクさんに釘付けになった前回。この曲は、これまでの初音ミクを総括して、新たな旅路へとわたしを導くようでした。
でも、今日のこの曲はまた違って感じられました。
歌い上げた後、ミクさんだって不安になったかもしれません。妄想から生まれた偶像にみんなが辟易したら?疫病の流行で、応援する人そのものすべてがどこかへ消え去ったら?
でもそうはなりませんでした。まるで当然のことのように、わたしたちはまたここに集い、ひとりの歌姫とその仲間たちのために、感情を共有する機会を得ることができました。
それは言うまでもなく、たくさんの人の想いがあったから。愛があったから。実現するために行動して、現実を掴み取ったから。
だからあえて言えば一方的な独白だった言葉が、ミクさんと君―わたしとの間を確認するように響いて、ああ、やっぱりわたしはマジカルミライに来たんだな、ここで初音ミクでいられるって歌っていたミクさんの言葉は本当だったんだ、って、漸く実感が湧いてきて、わたしも、もちろん誰かと比べたら小さくても、旅費を捻出するために外食を我慢したり、無理のあるスケジュールで強行するために課題を頑張ったり、それなりの障害を乗り越えて、今また同じ場所に立てたこと、ミクさんに再会できたことへの嬉しさが溢れてきました。
間奏部分の振り付けも、ブルーレイで幾度となく見たものと同じでした。ミクさんと同じ動きをするというただそれだけのことが嬉しくて、こちら側へ走ってくるミクさんを見ては号泣しました。
24.Hand in Hand
畳み掛けるように、こちらも定番のこの曲。マジカルミライ2015のテーマソングから、「Hand in Hand」です。
コール&振りが確立しているこの曲ですが、あいにく発声はできませんでした。それでも、定番化しているだけにサビ部分の一体感が凄まじく、とても楽しかったです。
わたしも、初めてなりに前の人を見つつ楽しく参加できました。ペンライトを振るって楽しい、このライブの中でも特にそう感じた一曲でした。
長い後奏も上がりきったボルテージの前にはあっと言う間で、あとのことなんて忘れて腕を振りました。
25.初音天地開闢神話
最後のMCがあり、長かったライブもこれでおしまい。今年のテーマソング、cosMo@暴走Pによる「初音天地開闢神話」。
高速詠唱パートでは、不思議と歌詞が頭の中へ流れ込んできて、ミクさんの言いたいことが伝わってくるようでした。
「絶望に嘆く者を奈落の底より引き上げ
悲しみに暮れる者と共に歩み寄り添い合い
喜びに胸を膨らませる者と命謳い
愛を知りたいと願う者に歌を歌い聞かせ」
印象的だったのは、5拍子の部分でペンライトがかなり乱れていたことです。わたし自身、その部分が5拍子だとまではその場で思い至らず、なんだかずれたり戻ったりする拍子に混乱していました。
ここに関しては、Blu-rayに収録される千秋楽ではどんな様子になっているのか、今から楽しみです。
BAD ENDでもDEAD ENDでもなく、世界の未来へ祝福を告げる歌。新しい時代は、いつだって目の前に広がっているということかもしれません。
お花の妖精、...ではなく神様になったミクさんもかわいかったです。ふわっふわでした。
ミクさんから最後のあいさつがあると、公演は終了となりました。2時間を少し超えるほどの長いライブで、あっと言う間であると同時にヘトヘトでもあって不思議な感覚でした。
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長くなってきたので総括して締めようと思います。
今回は、正直なところ不安な要素もありました。去年の思い出を神格化しすぎて、このハードルを超えられるのか、マジカルミライの大きな感動に慣れてしまったらもったいないな、そんなことを考えていました。
しかし蓋を開けてみたら、予想を遥かに超えてくるマジカルミライがありました。新たな世界観のテーマソングを会場全体が盛り上げる構成になっていましたし、満を持して大トリでの登場も感動的でした。
わたしが勝手に慣れたことも、落ち着いて振る舞うことができプラスに働いていました。
ライブでは、ぜひマジカルミライで聞きたいと思っていた曲が多数披露されて、個人的に大満足のセトリでした。特にといえば、やはり「METEOR」がアツかったです。
企画展では、あらかじめ対策をしてゆったり回れたのがよかったです。嬉しい誤算として、ピノキオピーに会うことができたのもいい思い出になりました。
惜しむらくは、一日があまりにもあっと言う間だったということです。去年は会場の様子もわからず、右往左往していましたが、今年はあまりにも早く会場を把握してしまい、あとは全力で楽しむことができたからだと思います。楽しい時間は早く過ぎるといいますが、その観点から見れば、早く感じたというのも充実した一日だったことの証左かなと思うことにします。
いや、でもこうなってくると、ぜひ複数日の参加を目指したいところです...。今年は残念ながらもう参加する目処は立ちそうにありませんが、来年はなんとかもっと長く滞在出来るように、今のうちから対策しておこうと強く思いました。
あと来年までの宿題として、どこかのタイミングでねんどろいどをお迎えしたいと考えています。記念撮影的なことをしているフォロワーさんが羨ましくなったので...。V4Xが好きなので、生産終了したと知ってショックを受けていますが頑張ってお迎えします。
最後になりましたが、企画展でエンカした方、一緒に行ってくれた3人、ありがとうございました。来年わたし自身がどうなっているかわかりませんが、どこかでまた会えることを願っています。
ここまで、長々とお付き合いいただきありがとうございました。最後に、頂いた言葉で締めさせていただきます。
それでは、また次のミライで!
M/みゆ🍊
(エンディングテーマ:needLe)