日報ぶりゅり

普通の人間たちが書く日報?。~日報なのに不定期更新。大過疎状態ぴえんの森遭難中まぢぴえん~

imagine.

ある日のこと。

「目が悪くなると、視野が欠損する。だけど、欠損した部分を脳が想像で補って、欠損していないかのようにしている」

そう言い放ったのは、数学の先生。

予定通りにいっていない。テスト範囲まで教えられるかわからない。

そう言っていたにも関わらず、雑学を垂れ流す遊び心を忘れられないらしい。

欠損している部分を想像で補っている。本当だろうか。私は目が悪く、コンタクトを利用している。コンタクトに関する知識が豊富というわけではないが、視力を底上げすることは出来ても視野が広がることはない、ということはわかる。

私の視野が多少なりとも欠損していたとしても、今見ている景色は既に脳によって補完されてしまった後のものだから、どの部分が欠損しているかなんて想像もつかない。もしかしたらど真ん中が欠損しているのかもしれないし、端っこ辺りがほんの少し欠けているだけなのかもしれない。

脳の想像力は凄いと、常々そう思っている。今まで読んだ本もほとんど想像力によって生み出されたものだし、ドラマやアニメ、歴史の教科書だって想像の産物かもしれない。

しかし、常に想像力を働かせているわけではない。湯船に肩まで沈んでいる時、ベッドに横たわっている時、退屈な授業を受けている時。想像の世界に足を踏み入れるのは、そういった限られた時間だけだ。

想像で補っている、失われた部分。そこに、今まで見たことのない存在がいきなり現れた場合、脳はどう対応するのだろう。いや、そもそも対応できるのだろうか。

見たことあるからこそ、景色として写し出せるのだろう。見たことのないものなら?見たことのある場所に、見たことのないものが突然現れたら?あなたの脳は、そんな不足の事態に対応できるだろうか?

 

スマホやパソコンの画面と睨めっこする機会は多いだろう。知らず知らずのうちに、眼に負担を与えている。気付いていながら知らないフリをしている人も少なくはないはずだ。

スマホばっかり見ていないで、たまにはベランダに出て外を眺めるのもいいかもしれない。不審者扱いは避けられないが、眼への負担を軽減できるのであれば安いものだろう。

コンタクトを付ける羽目にならないように、メガネを買う羽目にならないように、眼は大切にした方がいい。後悔する頃には手遅れになっているだろう。私がそうだった。

ではさらばだ。

 

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日報排便者 D-genius