暇すぎるので「一人かくれんぼ」をする。
やあ。元気かな?D-geniusだよ。
外出自粛が推進されている今、軽い気持ちで外に出ることは憚られるよね?でも、運動しなければ肉体が衰えていく。これは避けたいことだと思う。
そうすると、「家の中で運動する」という考えに至るはずだ。僕がそうだからね。
でも、家の中で出来る運動なんて限りがある。そうだろう?友達を家に招くことなんて出来ないから、基本的には自分1人しかいない。
サッカー?人数が足りない。
バスケ?うーん。これも人数不足さ。
野球?1人じゃできないよ。
テニス?ふふ、僕はテニスが好きじゃないんだ。
そうだ。「一人鬼ごっこ」をしよう。そう考えた。
みんなは「鬼ごっこ」を知ってるかい?まあ知ってると思うけどね。説明は省かせてもらうよ。
「鬼ごっこ」を1人でやる。楽しそうじゃないか。
鬼は僕だ。1人しかいないからね。
隠れるのも僕。1人しかいないからね。
「よーいどん!」と同時に、カウントを始める。1, 2, 3...30!1分じゃちょっと長いからと、30秒にした。あ、隠れる時間のことだよ。
隠れる役の僕を探す、鬼役の僕。つまりは自分探しの旅の始まりってわけさ。
まずは近くを探す。いない。
遠くを探す。いない。
どこにもいない。
あまり遠くに行かないという暗黙の了解の上だ。近くにいるはず。
そう考え、探し続けること3時間。
依然、見つからない。
本当の自分はどこにいるんだろうか。
理想の自分を型取って、本当の自分を流し込む。自分であることに間違いはないけど、どこか自分ではないようで。
水面に映ゆる月に手を伸ばし、冷たい暗闇に身を沈める。
掴んでも掴んでも掴めない。
もがき抜いた先、自分を見つけることは出来るのだろうか。
日報排便者 D-genius