【徹底攻略】超基本・四大構築の解説と対策【ドラフト大富豪】
はじめに
みなさんこんにちは、バーチャル[自粛]Mです。
今回は、ドラフト大富豪の基本ともいえる4つの型を解説していきたいと思います。
皆さんのヒントになれば幸いです。
使用ルール
今回は、最も一般的であると思われる標準ルールを想定しています。
その他のルールでは当てはまらない点もありますので、気をつけてください。
※標準ルールについて
4人プレイ固定。
スペ3返し、4切り、5スキップ、7渡し、8切り、10捨て、Jバック、Qボンバー、革命、階段、縛りを採用。
5スキップは2nルール、革命返しは正当なもののみ有効。
階段は同一スートでのみ可能、完全に上のもののみ有効(345に対して456は不可)。
JOKERはオールマイティ、ただしスートと特殊効果は持たない(縛りを継続することは可能)。
手札は全員13枚スタート、残り2枚はドラフト前に公開する。
もくじ
12軸
構築例
(宣言:3,4,6,K)
概要
の特殊効果を使い、一気に手札を使い切ることをコンセプトにした構築です。
火力が非常に高く、扱いも簡単なため、多くのプレイヤーに人気があります。
構成は、3~4枚の(あれば)とそれで宣言するための不要牌の組です。
特徴
この型の特徴は、最初の行動で手札を全部使い切る事ができる点です。
ほとんどの型は、たとえを確保したとしても、何度か自力で場を流す必要があります。
しかし、12軸の場合は、他のプレイヤーに反撃する隙を与えずに、そのまま勝利することができます。
これは他の型にはない利点であるといえます。
弱点
を複数確保する必要がありますが、様々な型の中でもトップクラスに火力が高いため、構築段階で妨害されてしまうことが多いです。
また、をうまく確保しないと、を処理するのが面倒になります。
さらに、不要牌を同じランクで揃える必要があるため、しっかりと意識して構築する必要があります。
逆に言えば、構築段階でしっかり作ってしまえば、ゲーム中に逆転されることはありません。
対策
を多数揃えられてしまうと対応が困難になります。できるだけ手元に来たを抜いてしまうと楽になるでしょう。
また、不要牌を同じランクで揃える必要があることを逆手に取り、全員の不要牌のランクをバラバラにする手もあります。この場合は、ランクがバラバラでも処理できる7軸や10軸が相対的に有利になるでしょう。
ゲームが始まったら、対応することはほぼ不可能ですから、しっかりと構築段階で12軸を意識することが重要です。
※多くのプレイヤーが12軸の存在を意識するので、実際のゲームで出現することは意外と少ないです。しかし、暗黙のうちに対策しておくという意味でも、12軸についての知識はしっかりと持っておきましょう。
7・10軸
構築例
(渡し:)→(捨て:)
概要
の特殊効果を使い、手札を処理して勝ちに向かうコンセプトの構築です。不要牌がバラバラでも処理できるため構築しやすく、初心者から上級者まで多くの愛好家が存在します。
構成は、多数のと、革命返しを防止するための、で処理する不要牌です。
特徴
前述した12軸と比べて、不要牌の構成に制限のない点が一番の魅力です。他のプレイヤーの構築を妨害しながら、無理なく不要牌として処理でき(例えば、12軸対策にとりあえずを抜いておき、ゲーム中は不要牌として扱うなど)、柔軟に戦うことができます。
同様に、との親和性も非常に高く、ドラフト中にうっかりを確保できた場合、有力な選択肢となります。
弱点
最初の行動だけで勝ち切ることが不可能であり、必ず一度自力で場を流す必要があります。確実に通すにはを込みの6枚革命で出す必要がありますが、2枚を確保するのは厳しく、多くは5枚革命や4枚革命、最悪の場合3枚出しで戦うことになります。この場合、一度場を返されてしまうと、立て直しが困難になります。
対策
で5枚以上の革命を決められると、返すのが困難になります。そのため、のいずれかを抜いておくことがほぼ必須になります。そのうえで何らかの革命返しを無理なく用意できれば、腰を折ることは容易でしょう(あるいはでの革命を返すために、できるだけ7未満のランクで革命返しを用意するのが望ましいです)。
2・8・5軸
構築例
→→→→(渡し:)
概要
、、などの大型パワーカードを連打して勝ちに向かうのがコンセプトの構築です。コンセプトがわかりやすく、通常の大富豪に近い考え方で立ち回れることから、初心者向けとして紹介する向きもあります。
構成は、での3枚セットを複数と、を偶数枚、加えてを処理するための何らかの仕掛けです。
特徴
通常の大富豪と考え方が近く、数多くの型の中でも特に扱いが簡単なのが最大の特徴です。また、を大量に確保する都合上、場を自力で流す必要のある型に対して強く出れるのも利点です。
は偶数枚出しすることでと同じ効果になります。
弱点
単体でほぼ場を流すことのできるが強力ですが、革命を発生させないために各ランクの4枚目を搭載することが難しく、枠が余りがちになります(革命の発生を前提に、を多く採る構築もあります)。
不要牌を処理する機構を持ち合わせていないため、1枚の処理にさえ手間取ることがあります。
不要牌の処理のために、比較的高火力な等での革命を採用することがありますが、に足元をすくわれる危険があります。
対策
構築にはが大量に必要になるため、これらをあらかじめ抜いておけば楽に立ち回れます。はほとんどの型に無理なく投入できるため、とりあえず手元に来たを抜いておけば十分でしょう。
ゲーム中でも、革命出しやでの3枚出しなど、隙を見せる立ち回りを取らざるをえない場合があります。落ち着いて処理できれば、十分に流れを取り返すことが可能です。
階段軸(長階段軸、多重階段軸)
構築例
長階段軸の場合
→
多重階段軸の場合
→
概要
一度に非常に多くの手札を消費できる階段を利用し、一気に勝ちきることをコンセプトにした型です。実現確率は低いものの12枚近い枚数の同時出しは非常に派手で、階段軸だけを狙っているプレイヤーも存在するといいます。
構成は、長階段軸と多重階段軸に大別されます。
長階段軸の場合は、同一スート(を処理するため、を利用することがほとんどです)での長階段と、不要牌を処理するための仕掛け(が長階段で処理できない場合は、での複数枚出しや等の短階段をよく利用します)。
多重階段軸の場合は、と、合計12枚による多重階段です。を複数枚出しや短階段で処理し多重階段の枚数を少なくする、を多重階段に含めて他の札を不要牌にするなど、多くのバリエーションが考えられます。
特徴
同時出しが気持ちいいという他にも、階段で構築していくため、いろいろな型の妨害を同時にできるという利点があります。
また、固めるのがランクではなくスートのため、ドラフト中に型を読まれづらく、妨害を狙われにくいのも利点です。そもそも出現頻度が低く、妨害されることはほとんどありません。ドラフトの良し悪しが他の型以上に重要になります。
弱点
革命を狙っているプレイヤーがいると、そこで長階段が途切れてしまい、割を食う場合があります(多重階段は低いランク周辺で狙うことが多く、影響は小さいですが、が抜かれる場合があるので要注意です)。
構築の自由度が高い分、ドラフトの難易度は非常に高いです。不要牌を処理する機会がほぼ一度(階段で場が流れた後)しかないので、しっかり考えて構築する必要があります。
対策
出現頻度が非常に低いため、特に対策を意識する必要はないといってもいいでしょう。
また、意識しても妨害は困難なのが実際のところです。
どうしても階段軸で上がられたくない場合は、4枚出し、特にを意識して抜いていくと妨害できる場合があります。
まとめ
今回は、12軸、7・10軸、2・8・5軸、階段軸の4つの型を紹介しました。これらの型は、ドラフト大富豪において基本ともいわれる型です。構築例で紹介したようなキレイな形を実際に目にすることは多くはありませんが、実際に使われる構築のほとんどはこれらの型が組み合わされて構成されています。この4つの型をしっかり頭に入れて、ライバルに差をつけてください!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
バーチャル[自粛] M
※当記事で使用したトランプの画像は、
様よりお借りしました。ありがとうございます。