日記 7/6

ブンダバーなつかし

— みゆ🍊 (@takemontan) 2021年7月6日

Twitterでも話題になったことは記憶に新しい福井県立図書館のHPを眺めていると「ブンダバー」なる本のタイトルが目に飛び込んできた。私は小中学時代学校の図書室に入り浸り913の棚をそれこそ比喩でなく端から読んでいくような人間であったからこの黒猫が主人公の物語も一度か二度読んだことがあった。だからこそそのタイトルを目にしたときその表紙のイメージまでもが朧気ながらとはいえ浮かび上がってきたわけだがそれと同時に今この瞬間までこれを存在ごと全く忘却していたことに寒気がした。結局のところ人が何かを憶えているという評価自体が記憶によって形成される概念であってあるいは何か外的要因から刺激を受けたときに呼び起こされて"思い出す"のである。であれば寧ろ私には何処か彼方へ置いてきた記憶が沢山存在して、切っ掛けがない限りはそれを忘れたままにしてしまうのではないかと思った次第である。